ふだんのくらしをささえるしごと 森下幸弥さん(天宗東住吉園)
このコーナーでは、福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心のある方に向けて、大阪市内の社会福祉施設で働く若手職員の声を、Q&A形式でお届けします。
天宗東住吉園 森下幸弥(もりした・ゆきみ)さん
・保育園の保育士(資格:保育士免許・幼稚園教諭第二種・社会福祉主事)
・勤務年数:8年目(令和3年11月時点)
Q1 今の仕事に就いたきっかけをおしえてください。
子どもが好きだったことと、製作が得意だったからです。
学生時代の実習では現場でしか体験できないことが多く、子どもたちと関わる難しさを実感しましたが、いろいろな先生方の声掛けなどを見ることができて良い経験だと思いました。
今の職場は子どもたちがのびのびと過ごしている姿に魅力を感じました。
Q2 担当している施設での仕事は、誰を対象とした、どんな仕事ですか?
今は3歳児(年少組)の担任をしています。
子どもたちの成長を日々手助けしています。ご飯の食べ方や排泄時にどうすれば良いかなど、生活面での身の回りのことを自分でできるよう教えています。
また、創造力や身体能力の向上のため、絵画や製作、運動遊びも保育に取り入れています。
Q3 仕事をしている中で感じる「やりがい」や「魅力」をおしえてください。
子どもたちと関わっている時は可愛さに癒されています。
大変な行事を子どもたちと一緒に練習を進めていき、行事が終わると、とても達成感があります。「やったー!成功したー!子どもたちの成長を見てもらえたー!」と思う気持ちでいっぱいになり、また子どもたちのやり遂げた笑顔を見られて、やりがいを感じます。
その気持ちが自分への成長になるところも魅力の1つです。
Q4 仕事をしていて大変だったこと、苦労したことはありますか?
ピアノです。私はピアノが苦手で何度も壁にぶつかりました。
発表会や参観では緊張してしまい、ピアノのミスも多いことがあり、そのたび落ち込みました。
ピアノに少し自信を持てたのは、発表会で今まで一番難しい曲にチャレンジし、たくさん練習をしてやり遂げてからです。その後はピアノも少し上達しました。その経験から「努力は実る」と思っています。
Q5 コロナ禍で変わったこと、工夫していることがあればおしえてください。
変わったことは行事(参観や遠足・夏祭りなど)が少なくなったことです。
発表会や運動会でも発表の仕方を工夫し、密にならないように進められるよう、保護者の
誘導や人数の調節など職員同士で話し合いをして決めています。
Q6 最後に福祉を学ぶ学生や、福祉の仕事に関心がある方に向けてメッセージをお願いします。
保育士の仕事はとても楽しいです。子どもたちの可愛さに毎日癒されますよ。
──ありがとうございました!
● 森下さんが働く、「天宗東住吉園」(社会福祉法人天宗社会福祉事業会)のホームページはこちら
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● この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」と大阪市社会事業施設協議会HPの連動企画として、「福祉を学ぶ学生のための施設職職員とのWEB懇談会」(令和3年11月)に出席した若手職員の声をお届けしています。企画概要や他の職員の記事はこちらから。
※本記事の記載内容は令和4年1月時点の情報を基本としていますのでご了承ください。