ふだんのくらしをささえるしごと 坂口 知輝さん(高津学園)
このコーナーでは、福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心のある方に向けて、大阪市内の社会福祉施設で働く若手職員の声を、Q&A形式でお届けします。
高津学園 坂口 知輝(さかぐち ともき)さん
・児童養護施設 ユニットのグループケアリーダー
(資格:児童指導員)
・勤務年数:10年目(令和4年11月時点)
Q1 今の仕事に就いたきっかけをおしえてください。
最初は高齢者施設への就職を考えていました。しかし大学生活のなかで福祉を幅広く学んでいくうちに、児童分野を目指すことになりました。就職については、巡りあわせだと考えています。就職フェアで高津学園を知り、受けてみようと思ったのがきっかけです。縁があったのだと思います。
Q2 担当している施設での仕事は、誰を対象とした、どんな仕事ですか?
グループケアリリーダーとして仕事しています。対象は2歳から18歳の児童で、成長を支えています。こどもたちと行事に参加したり、日々の関わりを大切にしています。その中でも自分の担当ユニットの運営を託されています。
Q3 仕事をしている中で感じる「やりがい」や「魅力」をおしえてください。
こどもたちの節目に携われるところはやりがいに感じます。その時にしか関われないシーンに関わって感慨深くなったり、成長したなと思えるところが魅力です。
Q4 仕事をしていて大変だったこと、苦労したことはありますか?
仕事をしていると、こどもと揉めることもあります。若い時はスキルも経験もなく大変で嫌だなという気持もありました。体の大きい高校生から威嚇されたり、自分の想像を超えてくる動きに戸惑い苦労がありました。
Q5 こどもとの関わりがうまくいかないとき、どのような工夫をしていますか?
こどもが間違っていることもたくさんあります。しかし、自分の間違いはないか、対応に不備はなかったかいろいろとふりかえってください。こどもも、大人もふりかえることでしか次に進めません。そういうことで自分の間違いや、関わり方の間違いに気づき、同じようなことで関わりがうまくいかないことが少なくなると思います。
また、こどもたちにしっかりと向き合ってあげてください。
Q6 最後に福祉を学ぶ学生や、福祉の仕事に関心がある方に向けてメッセージをお願いします。
福祉にもいろんな分野があると思います。その中で1つに決め込むのではなく、さまざまな経験をして決めてみてもよいと思います。悩んだうえで自分に合う福祉の仕事を考えてみてください。
──ありがとうございました!
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● この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」と大阪市社会事業施設協議会HPの連動企画として、「福祉を学ぶ学生のための施設職職員との懇談会」(令和4年11月)に出席した若手職員の声をお届けしています。企画概要や他の職員の記事はこちらから。
※本記事の記載内容は令和5年2月時点の情報を基本としていますのでご了承ください。