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2023.03.07

ふだんのくらしをささえるしごと⑫ 菊池 虹香さん(聖家族の家)

このコーナーでは、福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心のある方に向けて、大阪市内の社会福祉施設で働く若手職員の声を、Q&A形式でお届けします。

⑫聖家族の家 菊池 虹香(きくち にじか)さん

・児童養護施設 マリア部業務担当(資格:児童指導員)

・勤務年数:3年目(令和4年11月時点)

Q1 今の仕事に就いたきっかけをおしえてください。

学生時代、保育園・幼稚園・施設の3つに実習で行きました。その実習を終えて私の中で、「先生」ではなく「お姉ちゃん」という立場の方があっているなと感じました。また、自分自身が仕事をしているイメージができたからです。

働いている「聖家族の家」を知ったきっかけは、学校の求人票です。施設見学を通して、男女混合の少人数グループに分かれて生活しているところに魅力を感じ、決めた職場です。

Q2 担当している施設での仕事は、誰を対象とした、どんな仕事ですか?

聖家族の家は、約120人の2~18歳の子どもたちが男女混合縦割りの15個のグループに分かれて生活をしています。私はその中の2つのグループに入り勤務をしています。

仕事内容は、朝の起床促しから始まり、夜の就寝までを交代制で勤務しています。1日の中で、食事の準備・掃除・洗濯などをしています。


外出先でみんなで昼食づくり

Q3 仕事をしている中で感じる「やりがい」や「魅力」をおしえてください。

私は入職して3年目ですが、子ども達の成長を身近で感じ長い目で見ることができるところ、また私自身も子ども達との生活を通して一緒に成長できるところがやりがいであり、魅力です。

また、日々の生活の中で一緒にテレビを見る時間、食事の時間、遊ぶ時間など、子ども達と様々な時間を共有できるところも他の仕事にはない魅力だと思います。

Q4 仕事をしていて大変だったこと、苦労したことはありますか?

子どもとやりとりをしている中で、お互いの思いや意志がぶつかり合うことも多くあります。お互い気まずい時間を過ごしたり、仕事が億劫に感じたりすることもあります。

他の職員の方に相談にのっていただき、改めて子どもとやりとりをし、より良い関係を築くことが出来たと感じた時、大変だったけれどこのやりとりをしてよかったと思えます。その気持ちがやりがいに繋がり、力になります。


グループのみんなで外出

Q5 日勤と夜勤の生活の調整はどのようにしていますか?

夜勤が午後9時~翌日の午前8時までです。

体調等も崩さないように、夜勤に入る前後に休みをとったり、翌日の日勤を午後1時からの遅番にしてもらったりして、生活リズムを整えています。夜勤の時でも、仮眠する時間はあるためそこで仮眠をとることもできます。

 

Q6 最後に福祉を学ぶ学生や、福祉の仕事に関心がある方に向けてメッセージをお願いします。

子ども達の人生に寄り添い、一緒に歩むことのできるとても魅力的な仕事です。

大変な事も多いですが、子ども達と生活を共有する中で様々な姿や、瞬間を見ることのできるやりがい溢れる仕事だと思います。

魅力ややりがいたっぷりのこの福祉の仕事に興味を持っていただけると嬉しいです。

──ありがとうございました!

● 菊池さんが働く「聖家族の家」(社会福祉法人聖家族の家)のホームページはこちらから

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● 福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心がある方で、記事をご覧になって「こんな施設に見学に行ってみたい」「実際に職員の話を聞いてみたい」と思われた方は、大阪市社会事業施設協議会HPのお問合せフォームまで。事務局を担当する大阪市社会福祉協議会の職員が、あなたの思いをお聞きし、施設・団体等におつなぎします。

● この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」と大阪市社会事業施設協議会HPの連動企画として、「福祉を学ぶ学生のための施設職職員との懇談会」(令和4年11月)に出席した若手職員の声をお届けしています。企画概要や他の職員の記事はこちらから。

※本記事の記載内容は令和5年2月時点の情報を基本としていますのでご了承ください。

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