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2023.03.07

ふだんのくらしをささえるしごと⑬ 村上 晴香さん(天使虹の園)

このコーナーでは、福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心のある方に向けて、大阪市内の社会福祉施設で働く若手職員の声を、Q&A形式でお届けします。

⑬天使虹の園 村上 晴香(むらかみ はるか)さん

・保育園 1歳児クラス担任(資格:保育士)

・勤務年数:5年目(令和4年11月時点)

Q1 今の仕事に就いたきっかけをおしえてください。

物心がついた頃から、小さいこどもが好きで可愛いと思うようになっていたため小学生の頃には、将来の夢は保育士になると言っていました。

短期大学は行きたい保育科に入れるように高校を選んで進学し、将来に向けてピアノも習い始めていました。短大を卒業後、保育園に就職し、その後に園転職を二回経験した後、今の職場に勤めて5年目になります。

Q2 担当している施設での仕事は、誰を対象とした、どんな仕事ですか?

0~5歳児までのこどもたちを対象としています。

現在、1歳児のクラスリーダーをさせていただいています。保護者の方々に安心して預けてもらえるように日々のコミュニケーションなどで信頼関係を築いていくなかで、こどもたちも保育園に「行きたい!」「楽しい!」と思って過ごせるような環境作りを心がけています。


畑でさつまいもを収穫している様子

Q3 仕事をしている中で感じる「やりがい」や「魅力」をおしえてください。

毎日可愛いこどもたちと過ごす中で癒される素敵なお仕事です。

日々保育をしていく中で、こどもたちの発達や興味、こどもたちの気持ちを受け止めながら関わりを考えていくことの大変さや難しさもありますが、こどもたちに元気をもらいながら保育者も一緒に成長していけるところが魅力的だとおもいます。

Q4 仕事をしていて大変だったこと、苦労したことはありますか?

就職して1~2年目の頃は、ほんとうに大変だと思うことやしんどいと思うことが多かったです。慣れない環境で初めての事が多く、覚えることに一生懸命でした。分からないことが一番辛くて最初はただ、先輩の保育を見て学んで真似をしていきました。しんどいと思う時もこどもたちの笑顔にはいつも救われながら私も元気をもらい乗り越えていました。

日々経験を重ねていくことで環境にも仕事にも少しずつ慣れて落ち着いてくると、自分の保育の引き出しが増え、案が出るようになり、意見を持つようにもなり、どんどんと仕事が楽しくなるように感じていました。

まだまだ今後も初心を忘れずに頑張っていきたいと思います。


ボディーペイティングをして遊んでいる様子

Q5 コロナ禍前と変わったことは何ですか?

保育園の仕事内容では、コロナ前に比べて行事がとても減りました。こどもたちが楽しめるはずだった行事が減ってしまったり、その影響を受けて保護者の方々の交流の場も減ってしまったことが残念に思います。

コロナの影響のため難しくなった行事をどのような形で工夫して取り組めば、こどもたちと一緒に楽しく過ごして保護者の方々も安心できるのか日々考えながら保育に取りいれています。

 

Q6 最後に福祉を学ぶ学生や、福祉の仕事に関心がある方に向けてメッセージをお願いします。

福祉の仕事は必ず、誰かの役に立ったり誰かに必要とされる職種だと思います。素敵な仕事でやりがいを感じながら、私たちと一緒に楽しみましょう!

──ありがとうございました!

● 村上さんが働く「天使虹の園」(社会福祉法人イエス団)のホームページはこちらから

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● 福祉を学ぶ学生の方、福祉の仕事に関心がある方で、記事をご覧になって「こんな施設に見学に行ってみたい」「実際に職員の話を聞いてみたい」と思われた方は、大阪市社会事業施設協議会HPのお問合せフォームまで。事務局を担当する大阪市社会福祉協議会の職員が、あなたの思いをお聞きし、施設・団体等におつなぎします。

● この記事は、広報誌「大阪の社会福祉」と大阪市社会事業施設協議会HPの連動企画として、「福祉を学ぶ学生のための施設職職員との懇談会」(令和4年11月)に出席した若手職員の声をお届けしています。企画概要や他の職員の記事はこちらから。

※本記事の記載内容は令和5年2月時点の情報を基本としていますのでご了承ください。

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